ドジャース、注目の剛腕守護神の獲得ならず 169キロ剛腕ドゥランはフィリーズへ 昨季セーブ王ヘルズリーはメッツへ 米報道
米大リーグはあす31日(日本時間8月1日)のトレード期限を前にプレーオフ進出を目指す球団が着々と補強を進めている。
米メディアの報道を総合すると、現在ナ・リーグ東地区2位のフィリーズはツインズとのトレードで有望株2選手と引き換えに最速169キロを誇るツインズの剛腕守護神ヨアン・ドゥラン投手の獲得に成功した。同投手は今季49試合に登板し、6勝4敗16セーブ、防御率2・01をマークしており、複数の球団がトレードを画策していると伝えられていた。
フィリーズに0・5ゲーム差つけて首位を守っているメッツはカージナルスの168キロ剛腕ライアン・ヘルズリー投手を獲得した。昨季のセーブ王はここまで36登板、3勝1敗、リーグ5位の21セーブ、防御率3・00を記録。メッツはすでにオリオールズからグレゴリー・ソト投手、ジャイアンツからは下手投げのタイラー・ロジャーズ投手を補強したと伝えられており、先発の柱でもある千賀滉大投手にとっては心強いブルペン強化となった。
今永昇太、鈴木誠也両選手所属のカブスは課題とされていた投手陣の補強としてナショナルズから年俸13億円の先発右腕マイケル・ソロカ投手を獲得。現在、ナ・リーグ中地区でブルワーズと激しい首位攻防を繰り広げているチームは同投手を中継ぎとして起用する可能性もあり、メジャー復帰を目指して3Aで投げている前田健太投手の今後にも影響が出ることも考えられる。
大谷翔平、山本由伸、佐々木朗希の3投手が所属するドジャースはワールドシリーズ連覇に向けて救援投手の補強が最優先課題とされている。移籍が決まったドゥランとヘルズリーはいずれも獲得に動いていたと伝えられており、目前に迫ったトレ-ド期限に向けて今後の動向が注目される。





