ドジャース、痛恨2試合連続逆転負け 得点機に拙攻繰り返す 大谷翔平2安打1四球 8戦連続安打&7戦ぶりマルチも逆転機2打席凡退
「レッドソックス4-3ドジャース」(27日、ボストン)
ドジャースが2試合連続で逆転負けを喫した。大谷翔平投手は「2番・指名打者」で4打数2安打1四球。連続安打試合を8に伸ばし、19日のブルワーズ戦以来、7試合ぶり、29度目のマルチ安打を記録したが、終盤の逆転機に凡退し、悔しい試合となった。
2試合連発39号が期待された試合。この日は身内の不幸のため、2試合連続でスタメンを外れていたベッツが「1番・遊撃」で復帰。3試合ぶりに2番に戻った大谷は昨季同僚だったビューラーに対し、初回の打席はフルカウントから四球を選んで出塁。3ボールから2球連続ストライクを見送ったと、6球目もバットを振らずに一塁へ歩いた。
三回2死一塁の打席は中前打。カウント2-1から内寄りカットボールを中前へ運んで連続安打試合を8に伸ばして好機を拡大すると、フリーマンが四球、T・ヘルナンデスが押し出し球。同点につなげた。
コンフォートの9号ソロとベッツの適時打でリードを2点に広げた直後の四回、2死一塁の第3打席はカウント1-1から外角低めチェンジアップをバットの先で捉えて右前へ運んだ。
ドジャースの先発メイは四回まで2安打1失点、無四球5三振の好投だったが、2点リードの五回に適時三塁打と2ランを浴びて逆転を許す。
大谷は19日のブルワーズ戦以来、29度目のマルチ安打を記録し、迎えて1点ビハインドの1死二塁の好機は空振り三振。3番手右腕ウェイサートの外角高め直球にバットが空を切った。
依然として1点を追う八回は先頭ロハス、ベッツの連続四球で無死一、二塁。一打逆転の絶好機に打席に立ったが、5番手左腕チャプマンがカウント0-1から2球連続で投じた外角高めスライダーを高々と打ち上げて左飛。六回1死二塁の得点機に空振り三振に倒れたのに続いて凡退した。
レッドソックスはチャプマンが負傷のため緊急降板。投手交代時にドジャースは二塁代走にキムを起用した。しかし、3番T・テオスカーの二直に飛び出してしまう。レッドソックス二塁ラファエラが頭から飛び込んで二塁ベースにタッチ。キムも懸命に手を伸ばし、一度はセーフと判定されたが、レッドソックスがチャレンジ権を行使したため、ビデオ裁定で判定はアウトに覆り、ダブルプレーが成立した。
ドジャースは九回2死二塁の好機も生かせず。五回以降、5イニング連続で得点圏に走者を進めたが、次の1本が出なかった。13残塁の拙攻が大きく響いて惜敗した。





