大谷翔平 あす敵地ボストンで球団新6戦連発狙う 狭い左翼に高さ11メートルの壁 ロバーツ監督「今の打撃アプローチを継続すれば越える」
ドジャースの大谷翔平投手が25日(日本時間26日)から敵地ボストンでレッドソックスとの3連戦に臨む。エンゼルス時代の23年4月17日以来、2年3カ月ぶりに二刀流として活躍したベーブ・ルースが1914年7月11日にメジャーデビューしたフェンウェイパークの打席に立つ。
大谷はここまで101試合に出場し、打率・273、37本塁打、70打点、13盗塁、OPS(出塁率プラス長打率)・997。7月(18試合)は月間打率・206(68打数14安打)と安定感を欠くが、直近11試合7本塁打で、1本差で2位のスアレス(ダイヤモンドバックス)とし烈なキング争いを繰り広げ、メジャー全体でもトップのローリー(マリナーズ)をジャッジ(ヤンキース)とともに2本差で追っている。
前日のツインズ戦は初回に37号先制ソロを放ち、球団タイ記録の5試合連続本塁打の偉業を達成。敵地で迎える試合で球団新の6戦連発、さらにはメジャー記録の8戦連発に期待がかかる。
フェンウェイパークでの通算成績は打率・310(58打数18安打)。21年5月に訪れた際には3試合で2本塁打、右翼フェンスと、“グリーンモンスター”と呼ばれる左翼フェンスを越える打球を放っている。25日の相手先発、エース格の右腕ベヨに対しては本塁打こそないが、対戦打率・500(8打数4安打)と相性はいい。
過去5試合の本塁打はすべてセンターから左の逆方向。そのうち3本が130メートル超の特大アーチだ。ロバーツ監督は、本塁から310フィート(約95メートル)の場所に立つ37・2フィート(約11・3メートル)の左翼フェンスをポイントに挙げ、「ここ1週間の打撃アプローチを継続すれば、フェンウェイの左翼は狭いからグリーンモンスターを越えるだろう。ボストンに行っても同じスタイルで打ち続けることが大事」と話す。球団記録を塗り替える1本は出るか。




