大谷翔平「三振かホームラン」の結果が「渋いヒットに」技ありの一打 「いい時間を過ごせた」と語った理由「いろんな人と」

 「米大リーグ・オールスター、ナ・リーグ6-6ア・リーグ(HR競争4-3)」(15日、アトランタ)

 ドジャースの大谷翔平投手は2打数1安打で5度目のオールスターを終えた。「家族と一緒にこれたこともそうですし、チームメートたちと一緒に出れたことは特別」と語った。

 初回の第1打席で追い込まれながらもスクバルのスライダーを右手一本で中前に運んだ。対戦したくないと語っていた左腕だが「三振かホームランくらいの気持ちでいったんですが、渋いヒットになって。それはよかったかな」と大谷。その後、マルテの右翼線二塁打で先制のホームを踏んだ。ベンチに戻ると笑みを浮かべた。

 第2打席では浮いた変化球を豪快なフルスイングで右翼ポール際へ。惜しくも切れてファウルとなったが、2打席で技術とパワーを全米の野球ファンに見せつけた形となった。

 「だいぶフックしてたんで。最初はホームランのあれでしたけど、切れていってファウルかな」と振り返った大谷。「いろんな人としゃべれた。画面でしか見てなかった選手を見れて、こういう性格なんだと分かって、すごくいい時間だった」と語った。

 試合はナ・リーグ2点リードの九回に追いつかれてしまい、延長戦の本塁打競争までもつれた。そんな中、シーズン30本塁打を放っているフィリーズのシュワバーが2人目で登場し、驚異の3連発を放って逆転。2年ぶりの勝利を呼び込んだ。

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