ドジャースの大谷翔平投手（３１）が１４日（日本時間１５日）、オールスター戦前日恒例の会見で４月に誕生した長女の育児ぶりを披露。球宴の地に愛犬デコピンを含む“家族４人”で訪れていることを明かした。１５日に行われる試合には「１番・指名打者」で出場する。

　父の顔。春に生まれたばかりのまな娘を語る顔が自然とほころんだ。

　「家に帰って顔を見るだけでうれしいですし、それだけで一日やってきた疲れとかもなくなる。それが一番幸せだなと思います」

　テレビカメラ１０台、およそ１００人の報道陣が殺到したテーブル会見。大谷が球場では見せることのない表情を見せた。

　４月１９日に真美子夫人の第１子出産を報告。その１０日後の試合で“パパ１号”を放った際には新しい生活リズムを「寝不足気味でしたけど、幸せな寝不足」と表現。わが子を初めて抱いた感想を「温かったですね。予定より大きく生まれてきてくれたので安どというか、健康な状態で生まれてきてくれたのでよかったと思います」などと話していた。

　あれから３カ月。新米パパの生活に新しいルーティンが加わっていた。「基本的には（球場入り前の）午前中にお風呂に入れたり、（試合後に）帰ってきた後、時間帯によって僕が面倒を見る感じ」。自身の育児とともに真夏の祭典の地に愛犬デコピンを含む“家族４人”で訪れていることを明かした。

　５年連続５度目の選出。２年ぶり２度目のリーグ最多票を獲得した大谷はこの日、「１番・指名打者」で出場することが正式に発表された。

　ア・リーグの先発は昨季サイ・ヤング賞の左腕スクバル。２年連続本塁打が期待される大谷は「できれば対戦したくないですけど」と冗談っぽく答えた後、「ホームランも含めてヒットを打てればうれしい。素晴らしい投手たちが相手なので、まずは自分のスイングを打席の中で見せられれば」と意気込みを口にした。

　試合当日に開催される恒例のレッドカーペットショーには「妻と歩きます」と、２年連続で真美子夫人とのツーショットを公言。長女のお披露目には「一緒にはまだ歩けないので」と否定したが、父になって初めて出場する球宴は大きな思い出になることは間違いない。