復帰即3安打の吉田正尚「自信はあった」 右肩故障から今季初出場で大勝に貢献「無事にチームが勝てて、今日を迎えられてよかった」
「レッドソックス10-2ロッキーズ」(9日、ボストン)
レッドソックス・吉田正尚外野手が「6番・指名打者」で今季初出場。二回の第1打席で2ボールからの154キロ速球をとらえて復帰即安打となる中前打を放つなど、4打数3安打1打点、2得点でチームの勝利に貢献した。
四回の第2打席で2打席連続安打となる右前タイムリー。七回の第4打席は先頭で、右翼へのエンタイトル二塁打を放った。
レッドソックスの中継局、ニューイングランド・スポーツ・ネットワーク(NESN)は試合後の取材の動画をX(旧ツイッター)に投稿。吉田は「今日は無事にチームが勝てて、今日を迎えられてよかった」と振り返った。この日もチームは15安打10得点。打線好調の要因を聞かれると「ピッチャーがしっかり抑えて、バッターが(点を)取るべきところで取るといういい流れで来ていると思う。この10試合は」と投打がかみ合った戦いを挙げた。
自身の1打席目については「しっかりカウントを作って、真っすぐを1球で仕留められたのはいいスタートが切れた」と振り返った吉田。マイナーでの実戦をそれほど多く踏まなかった点を問われると「(マイナーとメジャーでは)雰囲気も違うし、下で打てたから上で打てるかという問題でもない。ここに来てどうアジャストするかだと思っていたので。下で出て体が問題なければ、こっちでいける自信はあった」と話した。
昨年10月に右肩手術を受けた吉田はオープン戦にはDHで出場したが開幕から負傷者リスト(IL)入りし、リハビリを継続していた。7月に入ってマイナー戦で実戦復帰。5試合に出場し14打数4安打、打率・286、3打点をマークして、この日60日間のILから復帰した。
吉田は昨季108試合に出場し、打率・280、10本塁打、56打点だった。





