鈴木誠也「当てに行かず」23号 リーグトップ70打点 シリーズ30本塁打も射程圏
「カブス5-2ガーディアンズ」(1日、シカゴ)
右投手の高めのカーブに腰をどっしり据えて、豪快にバットを振り抜いた。カブス・鈴木が六回に23号ソロ。3-2から突き放す貴重な追加点となり「当てに行かず、しっかり振ることを大前提に考えている」と思い切りのいいスイングの秘訣(ひけつ)を明かした。ナ・リーグ1位の打点は70に伸ばした。
高く舞った打球で左中間深くへと放り込み「引っ張ろうという意識はないが、自分のポイントで打てれば、レフト方向に飛ぶ」と納得の一打となった様子だった。
日本選手では、右打者のシーズン最多本塁打を更新し続けており、この日5年連続30号を放った大谷と、ヤンキースなどで活躍した松井秀しか記録していないシーズン30本塁打も十分に狙えるペースだ。
ただ、本人は記録への関心は示さない。それよりも一回に喫した空振り三振が気になる様子で「単発で良い打席はあるけど、続かないってところが、今後の修正点かな」と反省の言葉で締めた。





