「エンゼルス２－３アストロズ」（２０日、アナハイム）

　エンゼルスが延長戦の末に敗れて連敗。健康上の懸念で無期限休養となったワシントン監督に代わって指揮を執ったモンゴメリー監督代行は初陣を白星で飾ることができなかった。

　タイブレークとなった延長十回表、バッテリーエラーでアストロズに１点を勝ち越されるも、続くピンチでストリックランドが牽制球で二塁走者を誘いだしてタッチアウト。ディアスを打ち取り最少失点で切り抜けた。

　その裏、無死二塁から先頭のウォードは空振り三振。次打者も走者を進められず、アデルも倒れた。

　先発の菊池雄星投手は初回先頭からまさかの２者連続被弾で２点のリードを許した。以降はしっかりと立ち直り９奪三振の快投。六回、七回と鮮やかに２イニング連続の三者凡退に封じると、直後にルーキーのムーアがメジャー１号となる同点ソロを放って試合を振り出しに戻した。

　三回にはネトが死球を受けて激高。両軍選手がグラウンドに入り乱れる乱闘騒ぎも発生した。本拠地のエンゼルスタジアムが騒然となる中、延長で力尽きた。