ドジャース・山本由伸 五回途中、5失点KO 三回に痛恨グランドスラム被弾 1試合5四球は自己ワースト 防御率2・64でリーグ7位に降下

 「ドジャース-ジャイアンツ」(13日、ロサンゼルス)

 ドジャース・山本由伸投手が今季14度目の先発マウンドに臨み、4回2/3を6安打5失点で降板した。

 1試合5失点は自己ワーストタイ。1試合与四球5は自己ワーストを更新した。

 山本は1-5の五回、先頭のラモスに中前打を浴びると、続くスミスには右越え二塁打。三塁を回ったラモスを三本間で挟殺して1死二塁となり、続くフロレスは左飛。しかし6番・シュミットにこの日5個目の四球を与えた2死一、二塁としたところで、ベンチから出たロバーツ監督が交代を告げ、2番手のマウンドにロブレスキが上がった。

 山本は初回1死でアダメズに先制ソロを被弾。1-1の三回は3四球を与えて2死満塁のピンチを招くと、6番・シュミットに左中間へ満塁本塁打を運ばれた。山本は打たれた瞬間、グラブを投げつけかけて悔しがった。山本の満塁被弾は5月9日・ダイヤモンドバックス戦以来で2本目。

 この日の2被弾で今季打たれた本塁打数が8となり、昨季の被弾数を上回った。昨季は18登板で7被弾だった。

 山本は二回にも四球を与えており、1試合5与四球は4月25日・パイレーツ戦を上回って自己ワーストを更新した。

 山本は三回の1イニングだけで43球。この日は際どいコースを狙った球がことごとくボールを判定された。微妙な判定にはベンチのロバーツ監督が不満そうなジェスチャーを示す場面もあった。

 山本はここまで13登板、6勝4敗、ナ・リーグ3位の防御率2・20&被打率・186。前回登板、7日のカージナルス戦は6回4安打無失点、9三振を奪って好投したが、打線の援護に恵まれなかった。

 ドジャースの先発は佐々木、スネル、グラスノー、ゴンソリンの4人がけがで負傷者リスト入り。開幕投手を務め、ただ一人、ローテーションを守り続けている山本への期待は大きかったが、ナ・リーグ西地区の上位対決で無念のKO。防御率は2・64となり、登板前のリーグ3位から降板時点で同7位に降下した。

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