「ドジャース３－４メッツ」（２日、ロサンゼルス）

　ドジャースが延長戦の末に敗れて２連敗を喫した。２－２で突入した延長タイブレークで、十回に２点を勝ち越されると、その裏１点を返したが及ばなかった。

　大谷翔平投手は「１番・指名打者」で出場し、２点を追う七回の第４打席で３戦ぶりの２３号ソロを放った。飛距離１２９・２メートル、打球速度１８３・３キロの打った瞬間にそれと分かる一発だった。

　さらに１－２の九回１死一、三塁での第５打席は、左翼フェンス手前に運ぶ同点犠飛。延長戦に持ち込んだが、十回に２点を勝ち越された。

　大谷はこの日、相手先発のブラックバーンに苦戦。初回の第１打席、三回２死走者なしでの第２打席はいずれも空振り三振。２点を追う五回２死一、二塁の第３打席は二ゴロに倒れていた。

　大谷は試合開始直前に自身のインスタグラムを更新し、故長嶋氏との思い出のツーショット写真３枚と「心よりご冥福をお祈りいたします」の一文を投稿。同氏との思い出を胸に打席に入り、鮮やかな追悼アーチを架けた。

　３打席無安打からの豪快弾で直近８戦６発の量産モード。リーグ２位のシュワバー（フィリーズ）に４差をつけて独走状態に入り、年間ペースを６２本に上げた。

　大谷は５月３０日のヤンキース戦で７勝無敗＆防御率１・２９を誇ったエース左腕フリードから初球先頭弾を含む２本塁打。５月月間１５本。例年好調の６月に入って、前日１日は４打数無安打に終わっていたが、この日は月間１本目の安打と本塁打を放った。