大谷翔平 爆勝口火打 2戦連続19度目マルチで5月締め ド軍、今季最多21安打18点 手術後2度目のライブBP
「ドジャース18-2ヤンキース」(31日、ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平投手(30)は「1番・指名打者」で出場し、4打数2安打、2得点で今季最多21安打18得点の大勝に貢献した。大差がついた六回に代打が送られ、退いた。試合前には右肘手術後2度目となるライブBPに登板。29球を投じ、後半戦からの投手復帰に向けて順調な調整ぶりを示した。
快音を残した打球は一、二塁間を抜けていった。初回。大谷は2球目の低め変化球を捉えた。この右前打が口火となり一挙4得点。五回にも無死一塁から再び右前に運んだ。自身と球団の月間本塁打記録更新はならなかったが、2戦連続19度目のマルチ安打で5月の最終戦を締めくくった。
21安打18得点の圧勝劇。ヤンキース相手の18得点はポストシーズンを含めて過去最多だ。53歳の誕生日に歴史的な勝利を贈られたロバーツ監督は「楽しいディナーになる。ヤンキースを倒すのはいつだって気分がいい」と声を弾ませた。
大差の六回に代打を送られ、お役御免となった大谷の5月は圧巻だった。自身と球団の月間最多に並ぶ15本塁打を放ち、打率・309、27打点、31得点。22本塁打は3本差をつけてナ・リーグ1位で、63得点はメジャー断トツの1位だ。通算6度目の月間MVP受賞が確実視されている。
試合前には23年9月の右肘手術後2度目のライブBPに登板した。マイナーの打者延べ7人に2回想定で29球を投げ、安打性の当たりは2本。捕手を務めたラッシングによると、球速は体感で95~97マイル(約153~156キロ)で「調子は上向いていて、すべての球種に自信を持っているように見える」と称賛した。
絶好調だった5月が終わり、大谷が最も得意とする6月が始まる。どこまで数字を上積みしていくのか。まずは自身のバットでヤンキース相手に3連勝を決める。



