カーショーが4回5失点KO ド軍のレジェンド左腕が今季初先発も精彩欠く 最速146キロ 低めを見極められる

 「ドジャース9-11エンゼルス」(17日、ロサンゼルス)

 ドジャースのクレイトン・カーショー投手が今季初先発し、4回5失点でKOされた。初回からブルペンが動き出す異例の展開となった中、最速は146キロだった。ただチームが逆転したため黒星は消えた。

 登板前にはベンチで集中力を高めていたベテラン左腕。グラスノーや佐々木ら負傷者リストに入っている選手も試合開始段階から見つめた。

 初回、先頭のネトを空振り三振に仕留めたカーショー。だが続くシャヌエルには右前打を浴びると、ウォードには低めの変化球を見極められ四球で歩かせ、ソレールにも低めの変化球を見極められて連続四球。満塁となり、オホッピーを素早く追い込みながらも、粘られて左前に先制の2点タイムリーを浴びた。

 さらにレンヒーフォには左翼へ大飛球を打たれたがコンフォルトがフェンス際でキャッチ。マウンドで膝をつく珍しいシーンもあった。続くルーゴには左中間を真っ二つに破られる適時二塁打を浴び、38球を費やして3失点の立ち上がりとなった。

 同点に追いついた直後の二回は三者凡退に仕留めるも、三回先頭のウォードに浮いた変化球を捉えられ左翼に勝ち越しソロを被弾。後続を3人で打ち取ったが、マウンドを降りる際には厳しい表情を浮かべていた。

 四回も続投し、先頭のルーゴを三ゴロに打ち取ったカーショー。続くアデルにはストレートの四球を与えてしまうと、ニューマンに右中間二塁打を浴びた。1死二、三塁となり、ネトの打球は右翼・パヘズが好捕するも犠飛でさらに1点を加えられた。シャヌエルを一ゴロに打ち取り最少失点で切り抜けたが、ベンチではロバーツ監督と言葉をかわし、ここで降板が決定。昨年8月18日・カージナルス戦以来の白星はならなかった。

 カーショーはドジャース一筋18年目のシーズン。昨年11月に受けた左膝手術などのリハビリのため負傷者リストに入っていたが、11日の3Aアルバカーキ戦で4回57球を投げ2安打2失点、2奪三振、2与四球だった。メジャー18年目のマウンドに立ち、ザック・ウィートとビル・ラッセルに並び球団史上3人目のタイ記録。1958年のロサンゼルス移転以降ではラッセルの2人となった。

 ただチームは痛恨の逆転負け。5月初の連敗となり、イェーツが右太もも裏の張りで緊急降板するなど、暗雲が漂う敗戦となった。

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