ドジャースに激震 佐々木朗希が負傷者リスト入り「右肩インピンジメント症候群」と正式発表 長期離脱必至
「ドジャース-アスレチックス」(13日、ロサンゼルス)
ドジャースは13日(日本時間14日)、右肩インピンジメント症候群のため、佐々木朗希投手の負傷者リスト入りを発表した。長期離脱が必至となった。
右肩インピンジメント症候群は「肩関節の構造が原因で、腕を上げたり、ひねったりする際に、肩甲骨の一部と上腕骨が衝突し、痛みや違和感を引き起こす」故障だ。チームではマイケル・コーペック投手が同じ診断を受け、開幕から60日間の負傷者リストに入っている。ようやくマイナーでリハビリ登板をできるまでに回復してきたが、佐々木も復帰まで時間を要するとみられる。
この日、佐々木はブルペン入りして調整するスケジュールだった。だが試合前練習のフィールドに姿はなく。登板回避の可能性を問われた指揮官は「今は言えない」と言葉を濁し、「前回登板後に少し右腕に痛みがあった。それがノーマルなものか確認しようとしている」と説明していた。
佐々木は9日のダイヤモンドバックス戦でプロ入り初めて中5日で先発マウンドに上がった。だが立ち上がりは球速が150キロ前後へと落ち込み、初回に2被弾を食らって3失点。打線の大量援護がありながらも5回を投げきれず2勝目を逃していた。試合後の様子として指揮官は「前回はイニングを投げられなかったことを残念がっていた」と語った。
メジャー1年目の今季は開幕から8試合に先発し、1勝1敗、防御率4・72となっている。この日からチームにはフェアライゼンが合流し、佐々木に代わってメジャー昇格を果たした。
試合後、本人と会談したロバーツ監督は「数週間、違和感があったようだ」と説明。今後については「何も決まっていない」とした上で「しばらく休ませて、100%の力を発揮できる状態にまで回復させてから、また試合に出そうと思っている」と明かした。