エンゼルスが九回逆転勝ち 9度目先発の菊池雄星は6回4失点で初白星ならず、味方の大逆転で5敗目を免れる
「パドレス5-9エンゼルス」(12日、サンディエゴ)
エンゼルスが九回に逆転勝ちした。今季9度目の先発マウンドに臨んだ菊池雄星投手は6回7安打4失点(自責点2)でリードを許した状態で降板したが、勝ち負けはつかなかった。
エンゼルスは2点を追う九回、パドレスの守護神スアレスの制球難につけ込み、4者連続四球となる連続押し出し四球で同点。代わったジェーコブから2死後にウォードが9号左越え満塁弾を放ち4点を勝ち越した。
菊池は味方が2点を先制した直後の三回に3失点。この回は2死後にアラエス、マチャドの連打で一、三塁。メリルにも右前タイムリーを打たれ、1点を返された。なおも2死一、三塁でボガーツを投ゴロに打ち取ったが、高く弾んだ打球を菊池がジャンプして処理したが、グラブからボールがこぼれ落ちファンブル。慌てて拾い一塁へ投げたが悪送球となり、ボールが転々とする間に2人目の走者も生還して勝ち越された。
2-3の五回には先頭のタティスにバックスクリーン左への10号ソロを被弾した。菊池の今季被本塁打は7となった。
打線は三回にネトの5号先制2ランで援護。2-4の六回には1点を返した。1点を追う七回は2死一、三塁でシャヌエルの痛烈な中前への打球を中堅・メリルにダイビングで好捕され中直となり、同点機を逸した。
菊池は今季9試合に登板し0勝4敗、防御率3・72。




