大谷翔平が決勝3ラン!ドジャースが歴史的乱打戦を大逆転で制す 九回に一挙6得点の猛攻「追いつくまでの過程が素晴らしかった」

 「ダイヤモンドバックス11-14ドジャース」(9日、フェニックス)

 ドジャースは大谷翔平投手が九回に2試合連発となる12号決勝3ランを放つなど、6打数3安打4打点をマーク。佐々木朗希投手が五回途中5失点の乱調でゲームを作れなかったが、崖っぷちからの打線爆発で大逆転勝利を収めた。

 3点を追う九回だ。怒涛の4連打で3点を奪い試合を振り出しに戻したドジャース。なおも1死一、二塁で打席には大谷。追い込まれながらも内角変化球をきれいに捉えると、打球は右翼席に飛び込んだ。

 2試合連発となる決勝3ラン。打った直後、美しいバットフリップを見せて両手を突き上げる確信の一撃はまるで映画のワンシーンのようだった。大谷は「みんなあきらめず、追いつくまでの過程が素晴らしかった」と語った。打撃フォームをややノーステップ気味に変えたことには「独特な変化球を持った素晴らしいピッチャーですので、コンタクトすることだけを考えた」と明かした。

 大谷は初回、中堅フェンス直撃の特大二塁打を放ってチャンスメークし、フリーマンの犠飛で先制のホームを踏んだ大谷。1点を追う二回の第2打席ではきれいに左中間を真っ二つに破り、試合を振り出しに戻す同点の適時二塁打だ。

 打線は三回までに9安打8得点。佐々木を強力に援護したが、プロ初めて中5日でマウンドに上がった右腕が誤算。初回に2被弾で3失点を喫すると、四回は内野ゴロで1点を失いメジャーワーストの4失点。そして五回、先頭に四球を与えたところでロバーツ監督がベンチを出て交代を告げた。

 直後、満塁のピンチを招いたバンダがまさかのグランドスラムを被弾。最大5点あったリードが一気に吹き飛んだ。打線もまさかの展開に四回以降は沈黙。大谷も第3打席、第4打席と連続三振に倒れ、第5打席は右飛に倒れた。八回2死からベッツが安打を放つまでヒットがでない苦しい展開だった。

 リリーフ陣は六回にガルシアが押し出し四球を与えて勝ち越し点を献上。直後のイニング間にプライアー投手コーチが退場になるハプニングもあった。八回には連続被弾でダメ押しされたかに思われた。

 それでも九回に一挙6得点で試合をひっくり返したドジャース。敗戦ムードから見事に息を吹き返し、連敗を止めた。

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