メッツ・千賀 好守に支えられ6回0封 三回まで5四球も修正4勝目 4カードぶりの勝ち越し導いた
「ダイヤモンドバックス1-7メッツ」(7日、フェニックス)
メッツ・千賀は崩れなかった。三回までにメジャーで自己最多に並ぶ5四球を与えながら、本塁を踏ませない粘投。6回2安打無失点と好投し、4勝目(2敗)を挙げた。チームを4カードぶりの勝ち越しに導き「試合を壊さずにいけたのは良かった」と息をついた。
制球が乱れた序盤はピンチの連続だった。二回は1死一塁から左中間を割られたが、味方が素早い中継プレーで先制点を狙った一塁走者を本塁で刺し、好守に救われた。四回以降は感覚を取り戻し、許した走者は一人だけと完全に立ち直った。
前回登板の前に高熱が出た影響で体重は3キロ以上減り「スピードを出す時に力んだり、バランスが崩れて力が入らない感覚がいっぱいある」と言う。ただ、万全でなくても試合をつくれるのが32歳の右腕。日本時代から先発陣の柱を担ってきただけに「経験してきたことが大きい」と誇った。
防御率は山本(ドジャース)に次ぐリーグ2位の1・16まで下がった。まだ内容には満足しておらず「もっと(状態を)上げていけたら」と言葉に力を込めた。





