佐々木朗希 真夜中のメジャー初勝利!日本人投手47人目の勲章 異例3時間6分遅れで開始も粘った5回3失点
「ブレーブス3-10ドジャース」(3日、アトランタ)
ドジャースの佐々木朗希投手が5回3失点でメジャー初勝利を手にした。日本人投手では47人目となる勲章。開始が3時間6分遅れの状況でも先発の責任を果たし、試合終了時には日付が変わっていた。
それほど過酷だったゲーム。現地時間で午後10時21分にプレーボールがかかった。初回を無失点に抑えて立ち上がった佐々木。味方が1点を先制した直後の二回、ホワイトに右翼線へ同点の適時三塁打。なおも1死三塁と勝ち越しのピンチを背負ったが、後続を打ち取って最少失点で切り抜けた。
打線が一挙4得点の猛攻で6点リードと変わった四回はアルビーズに右翼へソロを浴びると、ボールが高めに浮き出した。1死からホワイト、アレンの連打でさらに1点を失う形で上位打線に。ブルペンが準備を始める中、バーデューゴを遊ゴロに仕留めるも、ライリーに死球を与えてしまった。
直後にベンチでは投手コーチがブルペンと連絡を取り合うなど、慌ただしい動きもあったがオズーナを打ち取った。五回も続投し、この試合初めての三者凡退に抑えてマウンドを降りた。
メジャー移籍後最多となる98球の熱投。降板時にはすでに日付が変わっていた。23歳の佐々木はオフにポスティングシステムを利用してメジャーに挑戦。20九段以上が争奪戦を繰り広げた中、ドジャース入りを決断した。プロ6年目未満ということもあり、メジャー最低保障年俸での移籍は物議をかもした。
それでも本人が「1日でも早くメジャーで活躍するため」という強い意志を変えず、手にしたメジャー初勝利。悪天候で3時間6分遅れのゲーム、試合終了は日付が変わって現地時間1時過ぎという状況も勝利の余韻を増幅させる形になった。
試合終了後、ベンチを出た佐々木は笑みを浮かべてバーンズとタッチをかわし、じゃれあった。チームはこれで今季2度目の7連勝。貯金を最多の13とした。山本-佐々木と日本人投手が連勝に大きく貢献した。





