山本由伸が無双!5回までノーヒットノーランの快投→六回に初安打許すも6回1安打無失点で4勝目 防御率はMLB唯一0点台突入
「ブレーブス1-2ドジャース」(2日、アトランタ)
ドジャースの山本由伸投手が先発し、5回までノーヒットノーランの快投を見せた。六回2死から初安打となる二塁打を許すも、後続を打ち取り無失点を継続した。6回1安打無失点でマウンドを降り、4勝目を手にした。
序盤にヒヤリとする場面があった。イニングをまたいで2者連続で強烈なピッチャーライナーが右腕を襲った。2死一塁からオルソンが放った痛烈な打球が山本の顔面付近に。身をよじって回避し、遊ゴロに打ち取った。マウンドを降りる際には表情を変えなかったが、ヒヤリとさせるシーンだった。
そして二回、先頭のマーフィーが放った打球も痛烈なピッチャーライナー。今度は鮮やかにグラブを出してキャッチした右腕。イニングをまたいで2者連続の急襲にやや驚きの表情を浮かべた。それでもリズムを乱すことなく、後続をきっちりアウトに仕留めて三者凡退とした。
三回も2イニング連続の三者凡退で序盤3イニングをノーヒット投球。1点の援護をもらった四回はライリーを1球で中飛に仕留めたが、オズーナを2打席連続の四球で歩かせてしまった。それでもオルソンを高めのフォーシームで空振り三振。マーフィーも2球で追い込み、インローのフォーシームで見逃し三振に仕留めた。
そして五回、先頭を三ゴロに打ち取り、後続も抑えた山本。5回までオズーナへの2四球のみで、上昇中のブレーブス打線を完璧に封じた。六回も先頭を二ゴロに打ち取り、次打者も一ゴロに仕留めた。2死からライリーに右中間二塁打を浴び、初めて得点圏に走者を背負ったが、オズーナをカーブで三ゴロに打ち取り、スコアボードにゼロを刻んだ。
山本は試合前にナ・リーグ投手部門の月間MVPを受賞。この日は野茂英雄が1995年にメジャーデビューを果たした記念日。30年後、同じドジャースのユニホームを身にまとった山本がマウンドで躍動した。
試合は九回表の攻撃開始前に雨で1時間超の中断を挟んだが、1点リードを守り切って今季2度目の6連勝を飾った。





