エンゼルス・菊池 初勝利ならずも前向く「きょうの投球を続けていれば、またチャンスは出る」 最速155キロの速球に手応え 5回2失点も逆転負け

 試合後に報道陣の質問に答える菊池雄星(撮影・小林信行)
 試合後、取材に応じる菊池雄星(撮影・小林信行)
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 「エンゼルス4-10タイガース」(1日、アナハイム)

 今季7度目の先発マウンドに臨んだエンゼルス・菊池雄星投手の移籍後初勝利はお預けとなった。5回5安打2失点で勝ち投手の権利を持って降板したが、リリーフ陣が逆転された。試合後、菊池は「きょうのボールはよかったと思う。開幕からもう少しかなという感じだったので、きょうはだいぶ手応えをつかんだ試合だったので勝ちたかったが。きょうのピッチングを続けていれば、また勝てるチャンスは出ると思う」と話した。

 この日は「自分の投球は真っすぐがあってこそ。真っすぐがないと自分のやりたい投球ができない」という速球が最速96・5マイル(約155キロ)を計測。前回登板からの1週間は「去年の映像を見直しながら、トレーナーや投手コーチとすごく話し合いをしながらやってきた」といい、「次につながるボールが何度もあった」と成果を実感した。具体的にはグローブをつけた右手の動きを意識。「力み出したりすると、どうしてもグローブの腕を振り上げたり暴れてしまうので、しっかり止めることを大事にした」と説明した。

 移籍1年目ながら開幕投手を任された今季、菊池自身も勝ち星から見放されている。チームもこれで今季ワーストを更新する6連敗。「まず先発の仕事は5、6回を投げて勝つチャンスを残してマウンドを降りるのが一番大事」と自分の役割を再確認するように話した菊池は「チームとしても苦しい2、3週間が続いているが、長いシーズンが残っているので、ここで踏ん張って。自信を失わずに戦っていければ」と前を向いた。

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