大谷翔平 パパ初長打&3安打!連敗止めた「あんまり打てていなかったので、いいきっかけ」 佐々木「本当に安定している」
「ドジャース8-4パイレーツ」(26日、ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平投手(30)はパイレーツ戦に「1番・DH」で出場し、七回の同点適時二塁打を含む5打数3安打1打点、2得点、1盗塁の活躍で、チームの連敗を3で止めた。19日の第1子誕生発表から7日目。パパになって初めての長打&3安打固め打ちを記録した。先発した佐々木朗希投手(23)は5回2/3を5安打3失点と力投も、メジャー初勝利はまたもお預けとなった。
負のスパイラルを断ち切った。先発佐々木がまさかのプレーボール被弾で本拠地に立ち込めた暗雲を大谷がバットで一掃した。
初回。2年連続2桁勝利の右腕ケラーの内角スイーパーを右中間へ運び、二塁を陥れた。塁上で両手を上げて腰をひねるヒップ・ロック、“デコルテ・ポーズ”の連続技でベンチを盛り上げる。2死からT・ヘルナンデスの右中間二塁打で同点のホームイン。チケット完売5万4012人が埋めた本拠地を熱狂させた。
19日に第1子の誕生を公表。「父親リスト」で2試合の欠場を経て、20日に戦列に戻ったが、4試合で打率・125(16打数2安打)と精彩を欠いた。
「最近あんまり打てていなかったので、いいきっかけになればいいかなと思います」
自覚していたプチスランプ。勝利への執念を結果につなげた。再び、1点を追う展開となった五回。右翼線を破る痛烈な当たりに快足を飛ばして三塁打にすると、後続の右前打で楽々と生還した。三たび、1点ビハインドの七回1死一塁の打席では追い込まれながら甘く入った150キロ直球を叩いて左中間適時二塁打。三盗も成功させ、八回の勝ち越し劇につなげた。
パパ1号近い!!
前夜は完封負けの打線が11安打で8得点。試合後のロバーツ監督は大谷らの名を挙げ、「打線のエネルギーがとても良かった。本当にいい仕事をしてくれた」と言って、笑顔を見せた。
この日は先発の佐々木が自己最多93球を投げて六回途中3失点。初勝利は手にできなかったが、大谷は「本当に安定していると思います」と称え、「次の試合に期待したいですし、その試合で打てるように頑張りたい」と意気込んだ。
チームは連敗を止めてナ・リーグ西地区2位タイに浮上した。「チームの雰囲気自体は悪いことはないですけど、勝ちがないと乗ってこない。そういう意味では全員が打っていい試合になった」。復調を印象づける今季初の3長打。待望の“パパ1号”は近い。





