佐々木朗希 6回途中3失点で降板 初勝利は持ち越しも本拠地スタンドが拍手 プレーボール被弾も粘る 移籍後最多の93球
「ドジャース-パイレーツ」(26日、ロサンゼルス)
ドジャースの佐々木朗希投手が先発し6回途中3失点で降板。初回にプレーボール弾を浴びるも、粘って先発の責任を果たし、本拠地のスタンドからは拍手が送られた。
初回、先頭のクルーズに投じた初球、高めのフォーシームをバックスクリーンに運ばれた佐々木。マウンドで思わずぼうぜんの表情を浮かべた。それでも後続をしっかりと打ち取り、最少失点で立ち上がった右腕。ベンチに戻る際には表情を変えず、チームメートからは肩をたたかれた。
二回は先頭に四球を与えると、続くヘイズに安打を浴びて一、二塁のピンチを招いた。フレイジャーの遊ゴロで併殺を奪えず一、三塁となったが、ファムの浅い右飛で三塁走者のバートがスタートするも本塁で憤死。併殺でピンチを切り抜けた。
ここからしっかりと立ち直り、三回は四球を与えるもクルーズからリベンジの三振を奪うなど無失点。四回はこの試合初めてとなる三者凡退のイニングを作った。
しかし五回、連打で無死二、三塁のピンチを招き、1死後にクルーズの右前2点打で逆転を許した佐々木。それでも中堅・パヘズが3戦連続のホームランキャッチを見せ、傷口を最小限にとどめた。
大谷の今季初三塁打からフリーマンの同点タイムリーが飛び出し、迎えた六回は先頭をきっちり仕留めた。次打者も空振り三振に斬り、2死から死球を与えたところでベンチが交代を決断した。93球はメジャー移籍後最多となった。
この日は登場曲がいつもと違った。ロハスやスネルがベンチをバンバン叩いて大喜び。大谷もノリノリでベンチに入ってきた。チームで佐々木をリラックスさせようとしていたようにも映る。
佐々木は前回登板のレンジャーズ戦で移籍後最長となる6回を投げ2失点と好投。勝利投手の権利を手に降板したが、救援陣が打たれ初勝利は持ち越しとなっていた。





