ドジャースの大谷翔平投手（３０）が自身のインスタグラムで妻の真美子さん（２８）が第１子となる女児を出産したことを発表した。大谷は１８日（日本時間１９日）に産休制度の「父親リスト」入りし、同日のレンジャーズ戦を今季初めて欠場。この日の試合も欠場したが、ロバーツ監督は２０日（同２１日）からチームに復帰するとの見通しを示した。

　父となった喜びが文面から、添えられた写真からあふれ出た。大谷は自身のインスタグラムで「Ｗｅｌｃｏｍｅ　ｔｏ　ｔｈｅ　Ｏｈｔａｎｉ　Ｆａｍｉｌｙ！（大谷家へようこそ！）」と、長女の誕生を報告。小さな両足に大谷と真美子さんが優しく触れるスリーショット写真もアップした。

　「健康で美しい娘を産んでくれた愛する妻に心から感謝しています。娘へ、私たちをとても不安で、まだすごくそわそわしている親にしてくれてありがとう」

　真美子さん、新たな家族となった長女への感謝をつづり、ドジャース、チームメート、ファンに加えて、出産をサポートしてくれた医療関係者にも謝意を記した。そして文面の右下には、愛犬・デコピンの写真が添えられた。

　大谷は昨年１２月に自身のインスタグラムで真美子さんの妊娠を発表。ベビー服やエコー写真とともに寝そべるデコピンの画像を投稿し、「初めてなので緊張と楽しみが両方ありますけど、無事に生まれてきてくれたら十分」と心境を明かしていた。その上で「彼も元気にしてくれているので、一緒に面倒を見てくれたらなと思います」とデコピンに“兄”としての期待を寄せた。これからは“家族４人”で寄り添い、支え合う生活が待っている。

　出産に備えて大谷は１８日に産休制度の「父親リスト」に入り、１９日を含めて２試合連続でレンジャーズ戦を欠場した。この日の試合後に取材に応じたロバーツ監督は、試合中に誕生を知ったと語り、「メッセージを送った。（彼は）すごくうれしそうだったよ」と長女誕生を心から喜んだ。そして「明日は試合に出ると思う」と、２０日から大谷がチームに復帰する見通しであることを明かした。

　２年連続のワールドシリーズ制覇を目指すドジャース移籍２年目の今季は、ここまで２０試合に出場して打率・２８８、６本塁打、８打点、５盗塁と順調に数字を積み上げてきた。３年連続の本塁打王、そして投手復帰も期待されている２５年シーズン。長女という新たな家族を得た「大谷パパ」がモチベーションをさらに高めて、メモリアルイヤーにふさわしい躍動をみせる。