今永昇太が今季初勝利「僕を信じてくれ」志願の続投7回3安打1失点

 「ダイヤモンドバックス3-4カブス」(29日、フェニックス)

 カブスの今永は、7回3安打1失点で今季初勝利を挙げ「七回を完了できたことは、次につながる」と胸を張った。

 序盤は制球に苦しんだ。二塁打と2四球で1死満塁のピンチを迎えた二回、一ゴロの間に1点を失った。「もしも、あそこで大量点を取られていたら、ここまで投げられなかった。野球ってつくづく、紙一重を拾うスポーツだなと思う」。最少失点で切り抜けたことで立ち直り、六回終了後には「僕を信じてくれ」と監督に伝え、続投を志願した。五回以降の3イニングは失策の走者を一人許したのみだった。

 日本で開幕投手を務めてから10日以上間隔が空き、前夜は「めちゃくちゃ不安だった」と明かす。覚悟を決めたのは、この日の朝だったそうで「メンタルが強くないのを自分で理解した方が、メンタルが強いことになる」と独特の考えで克服した。

 大リーグ1年目で15勝を挙げた昨季も、先発の前日には何度も重圧を感じたと言う。「やっと、このメンタルのサイクルが始まったなと思った」。長いシーズンを見据え、前向きに捉えた。

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