菊池雄星 大谷の被弾に苦笑「あのレベルになると逃してくれませんから。うーん…」2回から再登板でピシャリ「全体的には良かった」

 「オープン戦、ドジャース-エンゼルス」(28日、グレンデール)

 エンゼルスの菊池雄星投手が先発。一回、先頭の大谷翔平選手にいきなり先頭打者本塁打を浴びるなどして、2回2/3を3安打2失点だった。

 菊池は「全体的には良かった。全ての球種試せましたし。この時期に95マイル(約153キロ)出ていれば順調かなと思います」と充実の表情。「非常にいい感触。結果以上に今日はチェンジアップも投げられて、大きいスイーパーも試せた。使えるメドがたったかなと納得してます」と振り返った。

 大谷の被弾については3-2からの151キロを仕留められた。「先輩は優しいんですかね」と問われ、「3-2からストレート真ん中にいったらあのレベルになると、逃してくれませんから。まあまあ、うん。カウント悪くしたらという感じですかね。うーん、そうですね(笑)。そんな感じですかね」と、苦笑した。

 初回、岩手・花巻東の後輩、大谷に対して外角直球でストライク。だが、3-2からの高めを仕留められ、いきなり先頭打者本塁打を浴びた。

 この後も立て直せず、1回を投げきれず3安打2失点1四球で降板。最後はボール判定にチャレンジを要求したが、認められなかった。菊池は「この球場はないみたいで」と説明した。

 だが、2回から再びマウンドへ。オープン戦ルールでの再登板となった。2者連続三振の後、再び大谷と対戦。初球内角球から2球で追い込み、3球目の変化球で遊飛に打ち取った。三回も3者凡退に抑え、しっかり立て直した。

 先発の軸として期待される左腕は「けがしないことを一番大事にしているし、そこだけはやっていきたい。6年間けがなくローテーションを守れている。引き続き、さらにいいパフォーマンスを出して、長いイニングを投げることは意識していること」と先を見据えた。

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