ドジャース オープン戦4試合目で初勝利!昨季全休のメイが復活登板で1回無失点 降板の際に帽子で顔を覆う
「オープン戦、ドジャース8-3パドレス」(23日、グレンデール)
ドジャースがオープン戦4試合目で初勝利を挙げた。24年シーズンを全休したものの、先発ローテ入りが期待されるダスティン・メイ投手がオープン戦初登板で1回無失点と、復活へ向け順調な滑り出しを見せた。
2点を先制された直後の二回、ロハスの安打などで無死満塁の好機を作った。パヘズは三振に倒れたものの、ホープが2点二塁打を放ち試合を振り出しに。さらにベッツの犠飛で勝ち越しに成功した。
同点の八回にはディーンが四球を選び、二盗に成功するなど無死一、二塁と好機を拡大。ボーテが中前へ勝ち越しの適時打、2死満塁からホージーが左中間へ走者一掃の3点二塁打を放つなど、一挙5点を奪って試合を決めた。
先発マウンドに上がったのは復活が期待されるメイ。いきなり死球と安打で無死一、二塁のピンチを招いたが、併殺打で2死を奪うと、最後はゴンザレスを95マイルの内角高めストレートで空振り三振。マウンドを降りる際には天を見つめ、帽子で顔をおおった。ベンチに戻るとロバーツ監督ら首脳陣から祝福されていた。
昨季は、23年に受けた右腕屈筋腱修復手術のリハビリに加え、食道の手術も受けたことでシーズンを全休。抜群の潜在能力を持ち、20年にはカーショーの故障により開幕投手に抜擢され、好投した実績を持つ。以降は故障に悩まされるも、米FOXスポーツは今季の先発ローテ入り候補の1人として紹介。大谷翔平、山本由伸、佐々木朗希らと強力先発陣を形成すると目されている。
昨年11月にドジャースと1年総額213万5000ドル(3億3000万円)で契約を更新。復活と覚醒が期待されている右腕だ。昨季、ワールドシリーズを制したチームはオープン戦で3連敗スタートとなっていたが、初勝利をマークした。





