山本由伸“前哨戦”1回2/3を無失点 2奪三振、最速155キロ計測「初登板としては良かった」
「オープン戦、ドジャース4-12カブス」(20日、グレンデール)
米大リーグは20日、アリゾナ州グレンデールでオープン戦が始まり、ドジャースは3月の東京での開幕シリーズで顔を合わせるカブスと、全30球団の先陣を切って対戦した。先発した山本由伸投手(26)は、1回2/3を3安打無失点にまとめた。
青空の下、ドジャースの先発マウンドには開幕投手に指名された山本が立った。開幕戦の“前哨戦”で、1回2/3を投げ単打3本を許したが、2三振を奪い無失点で最速155キロを記録。真芯で捉えられた打球はなく「初登板としては良かった」と充実感を漂わせた。
先頭を低めのスプリットで空振り三振に仕留め、幸先良くスタート。その後に2死一、三塁とされたが、カットボールで5番打者のバットに空を切らせて点は与えなかった。二回は2死から左前打を浴び、27球となったところで交代。カブスに主力打者が少なかったとはいえ上々の出来で、ロバーツ監督は「制球が良かったし、全ての球種を投げられた」と合格点を与えた。
オリックス時代を含め「2月の状態としては今まででかなりいい方」と手応え。新加入でサイ・ヤング賞(最優秀投手賞)2度のスネルとは最近朝食をともにし、野球談議を交わすことも。メジャー1年目だった昨季より心技体で余裕がうかがえる。今永と投げ合う見込みの開幕戦に向け「喜んでくれる方もたくさんいると思う。僕自身もすごく楽しみ」と意欲をたぎらせた。





