大谷翔平、山本由伸、佐々木朗希の３投手が所属するドジャースは１３日（日本時間１４日）、０６年入団の生え抜き左腕、クレイトン・カーショー投手と単年７５０万ドル（約１１億４０００万円）で再契約したと発表した。

　米報道によると、契約にはさまざまな出来高が設定されており、先発登板１３試合から１６試合まで１試合ごとに１００万ドル（約１億５２００万円）が加算。さらにメジャーベンチ入り２６人枠に３０日間在籍すると２５０万ドル（約３億８０００万円）、６０日間で１００万ドル（約１億５２００万円）が追加される。出来高をクリアすれば年俸は１５００万ドル（約２２億８０００万円）に達する。

　３月で３７歳になるカーショーは０６年ドラフト１巡目、全体７位でドジャースに入団。０８年にメジャーデビューし、１７シーズンの通算成績は２１２勝９４敗、防御率２・５０、２９６８奪三振。ＭＶＰ１回、サイ・ヤング賞３回、最多勝３回、最優秀防御率５回、最多奪三振３回のタイトルを獲得してる。１４年にはＭＶＰ、サイ・ヤング賞、最多勝、最優秀防御率の４冠を達成している。

　昨季は２３年１１月に受けた左肩手術のリハビリのため、７月末に戦列復帰。しかし、左足と左膝を痛めて７試合の登板にとどまり、自己最少の２勝、同ワーストの防御率４・５０。チームは４年ぶりワールドチャンピオンに輝いたが、ポストシーズンは登録メンバーから外れた。

　ワールドシリーズ終了後に選手側に選択権がある来季の契約１０００万ドル（約１５億２０００万円）を破棄ししてＦＡに。昨年１１月に開催された優勝祝賀イベントでは涙ながらに「生涯ドジャース」を宣言。ＳＮＳで「リハビリを乗り越えて来年は万全の状態で臨むつもりです」と現役続行に意欲を見せていた。