佐々木朗希 スプリット初披露でベテラン捕手驚嘆 開幕2戦目あるぞ!ロバーツ監督示唆「順調なら」

 ブルペンで投球練習を行う佐々木(撮影・小林信行)
 ブルペンで投球練習するドジャース・佐々木。左から2人目はスネル(共同)
 投球練習後、捕手バーンズとタッチを交わす佐々木(共同)
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 「ドジャース春季キャンプ」(12日、グレンデール)

 ドジャースはアリゾナ州グレンデールで投手と捕手のバッテリー組がキャンプインした。チームは3月18、19日に東京ドームでカブスと開幕シリーズを戦う。デーブ・ロバーツ監督(52)は山本由伸投手(26)を同18日の開幕投手に指名し、ロッテから加入した佐々木朗希投手(23)を同19日の第2戦に先発させる意向を示した。佐々木は渡米後初めてブルペンに入り、35球を投げた。他球団もキャンプが始まり、パドレスのダルビッシュと松井はキャッチボールなどで調整した。

 メジャー1年目のキャンプイン。ロバーツ監督ら首脳陣だけでなく、フリードマン編成本部長やベテラン左腕、カーショーらが見つめる中、佐々木が初めてブルペンに入り、35球を投げた。

 セットポジションで直球を10球投げた後はスプリット(フォークボール)を多投。「状態はそこまで良くなかった」と反省しながら、大きく落ちる変化球に捕手が感嘆の声を漏らす場面もあり、強烈な印象を残した。

 捕手役を務めたのは生え抜き11年目のバーンズ。2023年ワールド・ベースボール・クラシック準決勝でメキシコ代表として佐々木と対戦したベテランは、宝刀スプリットを受けた印象を「あんな球は今まで見たことがない。あちこち動くし、捕るのが難しい時もある」と独特の軌道に驚きの声を上げた。

 練習前にはロバーツ監督が「キャンプでの状態を見極めてから最終判断になるが、順調なら2戦目で投げるだろう」と語り、佐々木を3月19日に東京ドームで行われるカブスとの開幕第2戦で先発させる意向を示した。指揮官の発言を受けた右腕は「メジャーの開幕を日本で迎える機会はなかなかないので、すごく特別なこと。まずはそこに向けていい準備ができたら」と表情を引き締めた。

 渡米3日後で迎えたキャンプ初日を振り返り、「思ったよりも緊張している感じ」と初々しく語った。練習開始時のウオーミングアップは2年目の山本と並んで行い、練習の合間には別メニューで調整していた大谷から声をかけられた。「すごく助けられています」と感謝した。

 この日を迎えるにあたり「ちょっと心配だったので」と、事前にドジャーブルーのユニホームを試着して鏡でチェックした。「しっかりとドジャースのユニホームが似合っていけたら」。自らの意思でマイナー契約の道を選んだ23歳が新たな一歩を踏み出した。

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