カブス・今永 開幕投手「目指すべき」全球団に先駆けてキャンプイン

 「カブス春季キャンプ」(9日、メサ)

 カブスは全30球団の先陣を切ってアリゾナ州メサでキャンプイン。メジャー2年目の今永昇太投手(31)が室内での投球練習やランニングで初日の調整を終えた。

 今永は全球団に先駆けてキャンプ初日を迎え「去年、シーズンを終えた瞬間から、早くキャンプが来てほしいと思いながら過ごしていた」と充実の表情だった。メジャー1年目の昨季は15勝3敗、防御率2・91とチーム1番の好成績をマーク。2年目の今季もエース級の活躍が期待される。

 「チームが頑張らなきゃいけない時に、しっかり自分もその力になれるように頑張っていきたい」。初日から室内での投球練習で、機材を使って投球解析するなど意欲的なスタート。「油断したらやられる世界。2年目の余裕が油断に変わらないようにしたい。配球の割合とかをしっかり見直して、2年目の打者の対策に備える必要がある」と気を引き締めた。

 3月には大谷、山本、佐々木の日本人トリオを擁するドジャースと、東京ドームで開幕シリーズが行われる。「(鈴木)誠也と日本人2人でカブスの看板をしっかり背負って、勝負したい」。開幕投手の呼び声も高く「何年野球をやっても、そこは目指すべきだと思う。ドジャースに立ち向かう姿勢を見てもらえれば」と意気込んだ。

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