マリナーズ 殿堂入りイチロー氏の背番号「51」を永久欠番に「まだ51歳なので、なお一層、特別です」球団発表 過去にはランディ・ジョンソンも着用
米国野球殿堂は21日(日本時間22日)、2025年の殿堂入り選手を発表し、メジャー最多年間262安打の大リーグ記録を打ち立て、通算3089安打などの記録を残したイチロー氏(51)=本名・鈴木一朗=が選出された。
マリナーズは同日、背番号51を永久欠番にすると発表。シアトルの本拠地で行われた会見前にアナウンスされた。過去にはランディ・ジョンソンも背負っていた背番号51が、イチロー氏の背番号として球団に残ることが決まった。
会見では「51」への思いを問われ「サインするときに51が使えるのはめちゃくちゃうれしいい」と笑わせ、「まだ51歳なので。なお一層、特別です」と語ると会見場は爆笑に包まれた。
ランディ・ジョンソンもつけていた番号をつけることになった当時の心境を問われると「当時、51をつけるときに特別な番号だと認識していた。シアトルの街にとっても球団にとってもファンにとっても。この番号を汚してはいけない。51番をつけた選手がただの選手だったら、ランディ・ジョンソンに対して申し訳立たない。その覚悟はすごくありました。51番というのはシアトルにとって特別な番号だったので、僕の中に重く存在していた。そういう記憶があります」と明かした。
殿堂入り発表直後には「地球上の1人も(殿堂入りすると)想像していなかったでしょ」とコメント。選手を表彰するものとしては「これ以上のものはない。これが最後で最高。これから野球人として違う道を進んでいきたい。これは過去への称賛なので、これからどう生きるかを考えて行きたい」と語っていた。