ドジャース テオスカーがキケの再契約を熱望「もちろん一緒にプレーしたい」FA争奪戦の内幕も語る ポッドキャスト番組に出演
ドジャースと再契約したテオスカー・ヘルナンデス外野手が20日(日本時間21日)、ドジャース専門のポッドキャスト番組「Dodgers Territory」に出演。現在FAとなっているキケ・ヘルナンデス内野手とのプレーを熱望し、FA争奪戦の内幕などを語った。
司会者からキケについて意見を求められたテオスカーは「もちろん彼がチームに戻ってくることを望んでいる。一緒にプレーしたい」と満面の笑みで語った。昨年、パドレスとの地区シリーズ第5戦でキケがダルビッシュから先制ソロを放ち、テオスカーは七回に貴重な追加点となるソロをたたき込んだ。
この試合、先発マウンドに上がっていたのは山本由伸。5回2安打無失点の快投でチームの地区シリーズ突破、そしてワールドシリーズ制覇へ大きく貢献する勝利になった。試合後、Wヘルナンデスで会見に臨んだ際、テオスカーは「試合前にヤマに言ったんだ、この試合が彼の今年一番の試合になるよ、って。今夜、その通りになった。彼は2点取って勝つ投球をした。そういう投球が僕たちには必要だった」と語っていた。第1戦でKOされた後、サンディエゴのカフェで2時間トークし、気持ちを前向きにさせたキケも「チームがこの子に大枚をはたいたのは、ドラフト選手やいつか偉大な投手なるからというわけでじゃない。彼はすでに偉大な投手だ」とたたえた。
世界一達成後、テオスカーはFAとなり、一時争奪戦となったが「これ以上のお金や長い年数を求めてLAを離れるつもりはなかった」と明かす。6球団ほどからオファーを受けながらも決断した理由はチームの雰囲気。「家族のようなものだと思う」。移籍1年目で154試合に出場し、打率・272、自己最多の33本塁打、大谷に次ぐ99打点、12盗塁、OPS・840をマーク。3年ぶりに選出されたオールスター戦では本塁打競争優勝を果たし、3年ぶり3度目のシルバースラッガー賞を獲得した。
昨年末に3年総額6600万ドル(約104億円)でドジャースと再契約。ホームラン後にヒマワリの種で祝福するパフォーマンスを生み出すなど、ムードメーカーとしても欠かせないテオスカー。今年も再びWヘルナンデスが見られるか、球団の動向が注目される。





