佐々木朗希争奪戦で「恥ずべきこと」トロント地元紙がブルージェイズのフロントを批判 国際BP増額トレード発表直後にド軍入り
ロッテからポスティングシステムでのメジャー挑戦を目指していた佐々木朗希投手のドジャース入団が決定。最後まで獲得を争ったブルージェイズの地元紙「トロント・サン電子版」は18日(日本時間19日)、「恥ずべきこと」と題して球団フロントを批難するコラムを掲載した。
ブルージェイズは17日(同18日)にガーディアンズとのトレード成立を発表。22年ゴールドグラブ(GG)賞のマイルズ・ストロー外野手と金銭、さらに国際ボーナスプール(国際選手契約予備金)を獲得した。
これにより獲得した国際ボーナスプールは200万ドル(約3億1000万円)。チームは15日の契約解禁時の626万1600ドル(約9億8000万円)から826万1600ドル(約12億9000万円)へ増額に成功したが…数時間後に佐々木は自らのインスタグラムでドジャース移籍を発表。結果的に国際ボーナスプールの増額は水の泡となった。
それだけに「これは単なる損失ではなく、恥ずべきことでした。これは大物フリーエージェントを獲得できないということをはるかに超えたフロントオフィスの無能だった」と厳しく指摘された。さらにストローは昨季、わずか7試合の出場にとどまり、22年に結んだ5年総額2500万ドルの契約に見合う活躍はできていない。
「ジェイズは選手の獲得に役立つと信じて国際ボーナスとして200万ドルを受け取ったが、そのためにはガーディアンズから1100万ドル以上となる選手の年俸を引き継がなければならなかった」と同紙。「結果がでれば良かったが、これほど見事な負け方をすれば、このフロントオフィスは決して取り返せないことをやったのかもしれない」と厳しく批判した。





