大谷翔平 二塁打3本、自身月間最多12本目 両リーグトップ、打率・371&39安打

 「ナショナルズ2-11ドジャース」(24日、ワシントン)

 ドジャースの大谷翔平選手(29)は24日(日本時間25日)、敵地ワシントンでのナショナルズ戦に「2番・指名打者」で出場し、3本の二塁打を放って3安打2打点。連続試合安打を9に伸ばした。1試合3安打は今季4度目。チームも3連勝を飾った。

 大谷のバットが止まらない。右へ左へ3本の二塁打を打ち分け、メジャートップの二塁打数を14に伸ばした。4月だけで12本。2022年9月の自己最多に9本で並んでいた月間の数字を一気に更新した。一、八回に右中間へはじき返すと、九回は外角の直球を払うようにした打球が左中間フェンスを直撃。惜しくも3試合連発はならなかったが、楽々と二塁に到達した。

 二塁打量産は、体調が良い証しだ。今季と同じく右肘手術明けで打者に専念した19年は、2月から左膝の痛みを抱えていた。打率・286、18本塁打と満足のいかないシーズンを過ごし、9月に左膝の手術を受けた。今季は瞬発力にものをいわせてダイヤモンドを駆け回り、「前回は膝の不安が大きかった。そこが一番違う。肘以外は万全な状態。どれくらい強度を高く保って毎試合出られるかにフォーカスしている」と実感を込めた。

 クリケットのバットを使うなど日々の練習にも工夫を凝らす。「過度にやると逆に良くない。バランスの問題もある。打てない要因がここにあったらこの練習、というバランス感覚が大事」と要領も心得ている。投手をしない分、スケジュールには余裕があるが「考える時間が長過ぎても良くない。練習時間やデータを見る時間は例年と一緒にしている」。無用な迷いを生まないよう、効率よく日々を過ごす。

 打率・371、39安打は、ともに両リーグでトップ。連続試合安打は9となり、連続試合出塁も22に伸ばした。規格外のパワーに技術と俊足を兼ね備える大谷に、メジャー屈指の好打者で1番を打つベッツでさえも「彼がやっていることは誰もまねできない」と感嘆の声を上げた。

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