大谷翔平 9戦ぶり無安打 乱闘寸前 両軍にらみ合いも 松井にあいさつされてウインク

 ドジャース・大谷
 5回、パドレス打者への投球を巡りベンチから出てにらみ合う両チーム。右から2人目はドジャース・大谷(共同)
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 「ドジャース5-2パドレス」(13日、ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平選手(29)はパドレス戦に「2番・指名打者」で出場し、2打数無安打1打点で連続試合安打が8で途切れた。松井秀喜に並んでいる日本選手メジャー最多175本塁打の更新は次戦に持ち越された。

 9試合ぶりのノーヒット。小休止で日本選手最多となる通算176本目の本塁打は次戦以降に持ち越されたが、大谷の表情は明るかった。

 地元ロサンゼルスでは珍しい降雨の影響で試合開始が1時間15分遅れた。ナックルボーラー、ウォルドロンとの初対決は初回に四球を選び、3月20日の韓国開幕戦以来の二盗も成功。本拠地ファンを沸かせた。

 フィールドに緊張が走ったのは1-0の五回。パ軍打者が胸元への投球に激高し、両軍ベンチから選手らが飛び出し、にらみ合った。試合後のロバーツ監督は「接戦に勝つためには内角を攻めないといけない」と自軍バッテリーを擁護。大谷も本塁付近まで駆け寄ったが、パ軍の松井から帽子を取ってあいさつされ、笑顔でウインクした。

 直近8戦は4本塁打、6二塁打、1三塁打と長打を連発している。この日は六回1死二、三塁の好機で飛距離118メートルの中犠飛。紙一重のスイングで10打点目をマークした。前日の試合後に「ヒットになってる打席以外もよかった」と話しており、いい打撃感感覚を維持している。

 14日のパ軍先発はダルビッシュ。韓国での開幕戦以来となる再戦で最高の結果を出すつもりだ。

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