大谷翔平の元通訳水原一平氏、窃盗の罪を認める方向 捜査は大詰めか 米報道「大谷が取引に気づかないようにした」

 ドジャースの大谷翔平選手の元通訳で、違法賭博と、自身の借金返済のために同選手の銀行口座から多額送金の疑いが持たれている水原一平氏が窃盗の罪を認める方向で交渉している、と10日(日本時間11日)、ニューヨーク・タイムズ紙が伝えた。

 米スポーツサイト「アスレチック」は同紙の報道内容について「水原氏の窃盗容疑に関する捜査は『急速に集結に近づいている』」とし、「連邦検察当局は、水原氏が最初に報道された450万ドル(当時の為替レートで約6億8000万円)以上の窃盗を行った可能性がある証拠を発見したと伝えた。その証拠によれば、水原氏は大谷の銀行口座の設定を変更し、大谷が取引に気づかないようにしたという」と記述。また、水原氏は自身の弁護士として元連邦検察官のマイケル・フリードマン氏を雇用したという。

 大谷の元通訳を巡るスキャンダルは、3月20日に開幕戦の舞台となった韓国で勃発。同日の試合後のミーティングで水原氏がチームメートらを前に自身のギャンブル依存症を告白。さらに、宿舎に戻ってから大谷に自身の借金返済のために同選手の銀行口座から多額の送金を行ったことを明かした。翌日には球団が同氏の解雇を認めた。

 同25日には大谷がドジャースタジアムで記者会見を行い、「僕自身は何かに賭けたり、誰かに代わって賭けたり、それを頼んだりということもない」と自身の潔白を主張。「彼が僕の口座からお金を盗んで、なおかつ、僕の周りにも嘘をついていたというのが結論です」と断罪した。

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