大谷翔平を“ひまわりの種シャワー”で祝福したわけ Tヘルナンデス「これからたくさん打つと思う」
「ドジャース5-4ジャイアンツ」(3日、ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平選手に待望の1号が飛び出した。チケット完売5万2746人が詰まった本拠地の興奮が渦巻く中、ダイヤモンドを回った背番号「17」をベンチの前に待ち受けたのはテオスカー・ヘルナンデス外野手だった。
ドミニカ共和国出身の31歳ベテランは、飛距離131メートルの打球が右中間席に飛び込んだ直後のベンチの様子を「全員が祝っていた。彼以上にチームのみんなが喜んでいた」と表現した。
自身は前日まで8戦4本塁打と絶好調。ホームランを打つたびに大谷からは「WOW!What a Power!(ワオ!すげぇパワーだ!)」と声を掛けられていることを明かし、「だから、今日は俺が『すげぇパワーだな!』って言い返したよ」と言って満面笑みを浮かべた。
ベンチ前まで飛び出し、大谷に浴びせたのはひまわりの種だ。ヘルナンデスは「これは俺が2017年にアストロズから(現ヤクルトの青木とともに)トレードされたブルージェイズで始めたんだ。他のチームはホームランのお祝いがあったけど、あのチームにはなかったからね。だから、今日はベンチにあったひまわりの種を使ったんだ」と説明した。
チームは1点差で逃げ切って4連勝。ヘルナンデスは「最初の1本を打てて気持ち良かったと思う。これからたくさん打つと思う」と、昨季キングの量産に期待を寄せた。