ダルビッシュ絶叫 大谷に初安打許すも3回2/3を1失点 4度目大役「粘りながら試合を作れた」

 開幕戦で力投するダルビッシュ(撮影・伊藤笙子)
 3回、2死満塁のピンチを切り抜け、雄たけびを上げるパドレス先発のダルビッシュ(共同)
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 「パドレス2-5ドジャース」(20日、高尺スカイドーム)

 パドレスのダルビッシュ有投手(37)が自身4度目となる開幕投手を務めた。3回2/3を2安打1失点(自責0)で、勝敗は付かなかった。メジャー1年目の松井は六回途中に4番手で初登板し、2/3回を無失点に封じた。

 ダルビッシュがほえた。誰もが待ちわびた大谷との初対戦。たとえ打たれてもひるまずに立ち向かった。3回2/3を72球、2安打1失点。「絶好調というわけではなかったですけど、でもいろいろ粘りながら試合を作れた」。2年ぶり4度目の大役で粘投した。

 「一緒にトレーニングしていた時期もありましたし、今までの関係というかそういうのもあって、すごく不思議な感じがありました」。昨年のWBCでともに戦った戦友で、負けられない後輩との戦いだった。

 初回、先頭のベッツにピッチクロック違反で出塁を許し、無死一塁で大谷との初対戦。「ピッチクロックがあれだから投げなきゃいけないので、ゆっくり楽しむことはできなかった」としたが、変化球を交えた配球で遊ゴロ。初対戦は先輩に軍配が上がった。

 だが、0-0の三回2死、2度目の対戦は苦戦した。「ツーシームを内高めにいこうとしたんですけど、ちょっと抜けてしまった」とカウント2-2から、外角高めへの一球を強烈な右前打に。だが、ともにトレーニングにも励んだことのある後輩の一打に「強い打球打って、さすがだなと思った。ニコっとしてしまって、情は入ってたんだなと」と冗談めかした。

 その後は四球が続き、2死満塁とこの日一番のピンチを背負ったが、マンシーを空振り三振に斬って無失点。窮地を打破し、力強くガッツポーズを決め、大きくほえた。

 1-0の四回、1死三塁からヘイワードの右犠飛で同点とされ降板した。チームは終盤に逆転負けを喫し「こういうチームにどうやって勝つかが、自分たちの今年のチャレンジ」とダルビッシュ。ベテランが“挑戦の1年”へ新たな一歩を踏み出した。

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