大谷翔平 熱く予告ド級進化「1段階と言わず、まだまだある」 ドジャースでキャンプイン、スイング強度「100」に近い

 新天地でキャンプ初日を迎え、笑顔で話す大谷(撮影・小林信行)
 キャンプ初日、殺到したメディアの取材に応じる大谷(共同)
 取材に応じる大谷(共同)
3枚

 米大リーグ、ドジャースに加入した大谷翔平選手(29)が9日、アリゾナ州グレンデールで、他球団に先駆けてバッテリー組のキャンプインを迎えた。昨年、10年総額7億ドル(約1015億円)で契約した新天地でのメジャー7年目。昨年9月の右肘手術のリハビリ中で、室内で投手陣とは異なる個別メニューで調整したが、さらなる高みを目指して戦う第一歩となった。また投手史上最大の12年総額3億2500万ドル(約463億円)で加入の山本由伸投手(25)は、ブルペン投球で仲間を驚かせた初日となった。

 新天地での節目の一日。メジャー30球団で最も早くスタートを切った。気温8度と肌寒かったアリゾナで、青い帽子とパーカで現れた大谷の心は熱く燃えていた。

 「バッティングは去年、かなりいい感じをつかめてたので、それを継続するところと、微妙に変えにいくところかなと思う」

 昨季は二刀流の活躍で2年ぶり2度目のMVP受賞。44本塁打で日本勢初タイトルを獲得し、スラッガーの指標でもあるOPS(出塁率+長打率)は両リーグ最高の1・066だった。成長を実感した1年にも、そこでとどまることはない。

 新たな伝説を生み出すための第2章。打撃のレベルアップを問われ「1段階と言わず、まだまだ(上は)あると思っている。自分の磨く技術は変わらない。まだまだ先がある」と断言。さらなる成長に意欲を見せ、この日がその第一歩となる。

 現在は右肘のリハビリをこなしながら、実戦復帰に向けて室内で打撃練習などを行う。この日も室内で調整。スイングの強度は「100に近い」とし、今後は「マシンでやるか、実際の投手の球を打つ段階をクリアするだけ」と、韓国での開幕戦に向けて、改めて順調ぶりをアピールした。

 6年間プレーしたエンゼルスからの移籍。キャンプの目標を「1年目(新人)のつもりで環境に慣れることが最優先。まずはお互いを知ることからだと思う」とし、自分から積極的にコミュニケーションを図る考えだ。

 「いろんな人とあいさつするので、まずは2回目のあいさつに行かないように。一発目で覚えられるように。もし行った時は勘弁してほしいなとは思います」

 打者に専念するシーズン。「投げることはまだ1カ月ぐらい先なので」と、3月には投球プログラムを開始予定だが「打撃のことだけを考えて、あとは走ること。けがをせずにしっかりとシーズンを乗り切れるようにコンディションを整えたいなと思います」。期待は裏切らない。新天地での活躍に向け、一歩一歩前に進んでいく。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

大リーグ最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(大リーグ)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス