藤浪との再契約に前向き オリオールズGM「伸びしろたくさん」 中継ぎ能力評価「今後も連絡を」
藤浪晋太郎投手(29)が所属したオリオールズのエライアスGMが7日(日本時間8日)、GMミーティングで、シーズン終了後にFAになった同投手と中継ぎとして再契約したい意向を示した。
藤浪は前日に独占交渉期間が終了し、元所属球団を含む全30球団との交渉が解禁となったこの日、エライアスGMは「彼の代理人(ボラス氏)と先ほど話したところだ」と接触したことを明かし、「今後も連絡を取り合っていく」と再契約交渉を継続したい意向を示した。
藤浪は昨オフに阪神からポスティングシステムを利用してアスレチックスと契約。開幕ローテ入りを果たしたが、先発4登板4敗で防御率14・40と結果を出せず、4月下旬にリリーフへ配置転換。7月にオリオールズへトレードされた。
エライアスGMは「リリーフとしての彼が好きだったからこちらからトレードを打診した」と、“舞台裏”の一部を披露。9年ぶりの地区優勝を思い返しながら「まだ伸びしろがたくさんある。リリーフになって間もないし、メジャーリーグに来たばかりだ。慣れるには時間がかかるが、彼の能力は高い」と絶賛した。藤浪は慣れ親しんできた先発にこだわるのか、評価の高い救援として交渉を進めていくのか。メジャー2年目の球団選びに注目が集まる。



