大谷 10日以内に今季終了し2度目トミー・ジョン手術か 米ベテラン記者の見解、来季は「DHで出場できる」

 アスレチックスに敗れ、引き揚げるエンゼルス・大谷(共同)
 エンゼルス・大谷
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 「アスレチックス10-6エンゼルス」(3日、オークランド)

 米全国紙USAトゥデー電子版は3日(日本時間4日)、右肘靱帯を損傷して今季の登板がなくなったエンゼルスの大谷翔平投手(29)が10日以内に打者としても今季を終了し、右肘の再建手術を受ける可能性があると伝えた。大谷はこの日、アスレチックス戦に「2番・指名打者」で出場し、3打数無安打。二盗を決め、21年以来自身2度目の「40本塁打-20盗塁」を達成した。

 同紙は「MLBの大詰めに向けた20の熱い質問」と題し、スクープ記者として知られるベテランのボブ・ナイチンゲール氏による一問一答形式の長文を掲載した。

 同記者は最初の質問「ショウヘイ・オオタニの将来はどうなる?」に対し、「手術の決断は予想より早まるかもしれない」と切り出し、その根拠として「大谷の考えをよく知る人々は、彼が10日以内にシーズンを打ち切り、損傷しているUCL(内側側副靱帯)を修復するトミー・ジョン手術を受ける可能性があると考えている」と記した。

 大谷は8月9日のジャイアンツ戦に登板した後に取材に応じたのを最後に沈黙を守っている。同記者は「火曜日(実際は月曜日)から始まる本拠地7連戦に出場した後、シーズン終了を発表するのは理にかなっている」とし、来季について「投げる可能性はないが、DHで出場できる健康は保証される」とつづった。

 大谷はメジャー1年目の18年にも右肘靱帯を損傷。判明後は打者に専念し、公式戦最終戦翌日の10月1日に手術を実施した。19年は開幕1カ月後の5月にDHとして復帰した経験を踏まえ、手術時期を早めることは十分に考えられる。

 チームは9年ぶりのポストシーズンを目指したが、8月に8勝19敗と大失速し、プレーオフ戦線から完全脱落した。この日も地区断トツ最下位のアスレチックスに3タテを食らい、借金は今季最多の9となった。

 靱帯損傷から10日が経過。DHで出場を継続している大谷は直近10試合で打率・286、OPS・965の好成績をマークしているが、本塁打は1本もなく、10戦48打席連続ノーアーチで今季自己ワーストを更新中だ。

 最有力候補に挙がっているMVP、独走状態の本塁打のタイトル、さらには今季終了後のFAなど、話題が尽きない大谷。その決断に注目が集まる。

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