大谷翔平は「対戦相手の中で最も礼儀正しい」 球宴監督が笑い誘う「彼は会釈してから本塁打打つ」
「米大リーグ・オールスター、ア・リーグ-ナ・リーグ」(11日、シアトル)
エンゼルスの大谷翔平投手を「2番・指名打者」で起用することを発表したア・リーグのダスティ・ベイカー監督(アストロズ)が10日、「彼はおそらく対戦相手の中で最も礼儀正しく、最も高潔な選手の一人だ」と称えた。
大谷は第1打席に入る前のルーティンとして相手ベンチに向かってヘルメットのひさしに触れて会釈するが、エンゼルスと同じア・リーグ西地区に所属するアストロズのベイカー監督は「私は彼とは目を合わせたくないから下を見るようにしている。というのも、彼は会釈してからホームランを打ち、フィリピン人の私の妻がホームに戻ってくる彼の写真を撮ることになるからだ」と言って会見場を沸かせた。
常に大谷を絶賛する指揮官は「彼は私が見てきた中で最も素晴らしいアスリートだ。これまで何人もの偉大な選手を見てきたけど、風のように走り、時速100マイル(約161キロ)の速球を投げ、そして誰よりも打てる選手なんていない」と、この日も賛辞を惜しまなかった。