大谷翔平、初のリーグ最多得票の快挙 3年連続球宴スタメン決定 18年新人王コンビが“リーグの顔”
米大リーグ機構は22日(日本時間23日)、オールスター戦(7月11日、シアトル)のファン投票の1次結果を発表。エンゼルスの大谷翔平投手がア・リーグ最多の264万6307票を獲得し、指名打者として3年連続3回目の出場を決めた。日本選手の最多得票は03年のイチロー(マリナーズ)以来の快挙。ナ・リーグはロナルド・アクーニャ外野手が両リーグ最多の308万2600票で3年連続4回目の出場の権利を勝ち取った。18年の新人王2人が“リーグの顔”となった。残りの8人の先発野手は26~28日(同27~29日)の最終投票で決定する。
大谷はここまで投打同時出場15試合を含む74試合に出場し、打率・295、両リーグ最多の24本塁打&58打点の2冠、10盗塁をマーク。長打率(・616)とOPS(・993)でもメジャートップに立っている。
球宴出場3回は日本選手の中ではイチロー(マリナーズ)の10回、ダルビッシュ(パドレス)の5回に続く3位の記録。3年連続はイチローの10年連続に次ぎ、ダルビッシュと並んで2位タイ。
指名打者部門で3年連続選出はオルティス(レッドソックス、11~13年)以来、史上2人目。エンゼルスでリーグ最多得票を記録したのは1979年のカルー、2019年のトラウトに続いて3人目。
その他の日本選手は、打撃好調の吉田(レッドソックス)が2日前の中間発表でア・リーグ外野手部門で8位につけていたが、上位6人には残れなかった。ナ・リーグ外野手部門でノミネートされていたカブスの鈴木、WBC日本代表の一員として優勝に貢献したカージナルスのヌートバーも最終投票には進めなかったが、ベンチ要員としての選出の可能性を残している。
1次投票各部門上位2人(外野手部門4、6人)は26~29日(同27~30日)に行われる最終投票に進み、野手の先発メンバーは29日(同30日)に、投手と控え野手(各リーグ23人)は選手間投票とコミッショナー事務局によって決まり、7月2日(同3日)に発表される。
▽オールスター戦ファン最終投票進出選手
【ア・リーグ】
<捕手>
1位ラッチマン(オリオールズ)129万1399票
2位ハイム(レンジャーズ)96万9250票
<一塁手>
1位ゲレロ(ブルージェイズ)163万2519票
2位ディアス(レイズ)156万7748票
<二塁手>
1位セミエン(レンジャーズ)194万3085票
2位メリフィールド(ブルージェイズ)103万308票
<三塁手>
1位ヤング(レンジャーズ)124万3366票
2位チャプマン(ブルージェイズ)121万8397票
<遊撃手>
1位ビシェット(ブルージェイズ)210万1523票
2位シーガー(レンジャーズ)128万7023票
<外野手>
1位ジャッジ(ヤンキース)209万5328票
2位トラウト(エンゼルス)160万4762票
3位アロザレナ(レイズ)156万4098票
4位アルバレス(アストロズ)145万3698票
5位キーアマイア(ブルージェイズ)96万953票
6位ガルシア(レンジャーズ)88万711票
【ナ・リーグ】
<外野手>
※アクーニャ(ブレーブス)308万2600票
1位ベッツ(ドジャース)190万4387票
2位キャロル(ダイヤモンドバックス)105万3815票
3位グリエルJr.(ダイヤモンドバックス)84万4362票
4位ハリス(ブレーブス)80万2008票
<捕手>
1位マーフィー(ブレーブス)193万694票
2位スミス(ドジャース)113万9905票
<一塁手>
1位フリーマン(ドジャース)225万4741票
2位アロンソ(メッツ)99万4545票
<二塁手>
1位アライズ(マーリンズ)146万4802票
2位アルビーズ(ブレーブス)134万5772票
3位ゴーマン(カージナルス)24万5524票
<三塁手>
1位アレナド(カージナルス)132万7255票
2位ライリー(ブレーブス)121万8573票
<遊撃手>
1位アルシア(ブレーブス)167万5037票
2位リンドア(メッツ)66万9597票
<指名打者>
1位マルティネス(ドジャース)115万3927票
2位ハーパー(フィリーズ)98万191票





