メッツ入り千賀 先発3、4番手の期待 エプラーGMは「大谷二刀流」後押しの過去
ソフトバンクから海外FA権での米大リーグ移籍を目指す千賀滉大投手(29)がメッツと、5年総額7500万ドル(約102億7500万円)で契約合意したと球団公式サイトが10日(日本時間11日)、伝えた。育成契約でプロ野球入りした選手がメジャー移籍するのは初めて。契約にはトレード拒否や、2025年のシーズン終了後にFAとなる権利が含まれている。
複数球団の争奪戦の様相を呈していた千賀の新天地は、今季6年ぶりでプレーオフに進出したメッツに決まった。希望していた長期契約や強豪チームといった条件が合致し、育成出身の右腕が憧れのメジャーの舞台に挑む。
メッツは2020年に大富豪コーエン氏がオーナーに就任し、積極補強を続けてきた。先発陣は今季の最高年俸だったシャーザーや、アストロズから新加入する剛腕バーランダーらが並ぶ。ただ年齢は38、39歳。35歳のカラスコも含め年齢層の高さは否めない。
来年1月で30歳となる千賀は先発の3、4番手での活躍が見込まれる。メジャーでは160キロ超の速球はざらだが、フォークボールを武器とするのはエンゼルスの大谷ら一握り。エプラーGMがかつてエンゼルスで大谷の「二刀流」を後押しするなど、日本選手に理解があるのも心強い。今後メディカルチェックを経て正式契約に進む予定だ。
千賀は蒲郡高から10年度の育成ドラフト4位で入団し、12年に支配下登録。16年から7年連続2桁勝利を挙げた。17年オフからポスティングシステムによる米大リーグ移籍を要望してきたが球団に認められなかった。
海外FA宣言選手として公示されると「憧れてきた舞台が目の前まで来ているのかなと感じる。自分を高めるための努力を怠らずに日々過ごしたい」とコメントしていた。





