MLB通算20勝右腕グセルマン、日本球界移籍の可能性 カブス3Aを自由契約

 米大リーグ、カブスの傘下3Aアイオワが14日(日本時間15日)までにメジャー通算20勝のロバート・グセルマン投手(28)を自由契約にしたと発表。アイオワを担当する地元紙でもイン・レジスターのバーチ記者はこの日、自身のツイッターで同投手の退団理由を「海外でプレーする機会を得るためと聞いている」と説明し、日本球界入りの可能性を示唆した。

 18日に29歳になるグセルマンは11年ドラフトでメッツに入団し、16年8月にメジャーデビュー。先発で4勝、防御率2・42の好成績を挙げ、17年には8勝、18年はリリーフで抑えも兼任して68登板で6勝3敗、13セーブをマークした。

 昨オフにメッツからFAになり、カブスとマイナー契約。5月にメジャー昇格し、中継ぎ8試合で0勝2敗1セーブ、防御率4・70の成績を残した。3Aでは主に先発で1勝4敗、防御率6・21だった。

 メジャー通算成績は184試合(先発34試合)、20勝18敗15セーブ、防御率4・60。武器は19年に最速159キロ、今季平均150キロのシンカーで、配球のおよそ半分の割合を占める。変化球は145キロ前後のスライダー、130キロ台後半のチェンジアップ、130キロ前後のカーブがある。

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