ダル魅せた6回ノーノー!速球で押した「続投ないと分かっていた」
「ダイヤモンドバックス4-2パドレス」(7日、アリゾナ)
ダルビッシュ有投手(34)は上々の投球でメジャー11年目を力強く踏み出した。速球で押して6回を投げ、点はおろかヒットさえ許さない。救援陣が崩れてサヨナラ負けしたものの、先発の責任は完璧に果たした。
92球のうち速球系が半数近く。普段は変化球主体だが「向こうも頭に入っているだろうし、残像も残っていると思ったので、真っすぐをどんどん投げた」と目先を変える狙いがはまった。
これまでバッテリーを組んだカラティニがトレードされ、初めて公式戦でコンビを組んだ捕手のノラも積極的に速球を要求した。制球がややばらついて4四球を許し、三振は3と少なかったが、球威は十分だった。
ノーヒットは4回あたりから自覚していた。大記録達成への欲が出そうなものだが「開幕から120、130球と投げるわけじゃない。絶対(続投は)ないと分かっていた」とさばさばしたもの。シーズンはまだまだこれから、と言わんばかりだった。




