大谷への“報復死球” 一発退場の敵軍投手は3試合出場停止処分に異議申し立て

 米大リーグ機構は18日(日本時間19日)、16日(同17日)のエンゼルス対ホワイトソックス戦でエンゼルスの大谷翔平への死球で退場処分を受けたホワイトソックスのマイク・ライトに3試合の、抗議に出て暴言により退場を宣告されたトニー・ラルーサ監督に1試合の出場停止と罰金を科したと発表した。同投手は処分軽減を求めて異議申し立てを行ったという。

 大谷は6点リードの九回2死走者なしの打席で執ような内角攻めから右ふくらはぎに145キロ直球を受けた。審判団は危険球とみなし、警告なしの一発退場を命じた。

 ライトの一連の投球は、その2日前の同カードでエンゼルスの投手陣が6点差の九回にホワイトソックスの主砲アブレイユにぶつけるなど、3死球を与えたことが伏線となっているとみられ、エンゼルスのマドン監督は試合後の会見で「報復なのは明らかだ」と憤慨。一方のラルーサ監督は「故意ではない」と完全否定していた。

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