大谷翔平、松井秀喜超え日本選手最多32号 132メートル特大弾 感無量の表情

5回、32号本塁打を放つエンゼルスの大谷。日本選手のシーズン最多本塁打記録を更新した=7日、アナハイム(提供・共同通信社)
 レッドソックス戦の5回、32号本塁打を放ちJ・イグレシアスと抱き合うエンゼルス・大谷=アナハイム(共同)
 レッドソックス戦の5回、32号本塁打を放ったエンゼルス・大谷(右下)と喜ぶファン=アナハイム(共同)
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 「エンゼルス-レッドソックス」(7日、アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手(27)が「2番・指名打者」で出場し、同点の五回に32号ソロを放ち、チームを勝ち越しに導くとともに、この日まで並んでいた松井秀喜(ヤンキース)を抜いて日本選手1シーズン最多本塁打記録を塗り替えた。

 2-2の五回、先頭。大谷がカウント2-2から左腕ロドリゲスの内角135キロチェンジアップを完璧にとらえると打球は地元ファンの待つ右翼席に着弾した。時速185キロ、飛距離132メートルの特大の一発だった。

 わずか81試合、329打席で日本選手1シーズン最多本塁打を塗り替える偉業。大谷にいつもの笑顔はなく、感無量の表情で4つのベースを踏みしめるようゆっくりとダイヤモンドを回り、ホーム生還後も顔を上げることなく、ベンチに戻った。

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