MLB 21日からの粘着物質取締り強化を発表 試合中複数回検査や10試合出場停止

 米大リーグ機構(MLB)が15日(日本時間16日)、投手の粘着物質に関する新ガイドラインを発表。取り締まり強化策として相手監督の要請の有無に関係なく、試合中の審判による定期的検査の実施や、粘着物質使用が判明した投手らの10試合出場停止処分などを21日(同22日)から実施することを明らかにした。

▽新たに実施される主な内容

・先発投手は試合中に審判による複数回の検査を受け、救援投手はイニング終了時か、投手交代時に審判の検査を受けなければならない。試合の遅延を避けるため、検査は攻守交代時か投手交代時に実施され、審判が帽子やグラブ、指先を確認する。

・審判はボールが通常より粘着性が強いと気付いた場合、投手が粘着物質の可能性があるものを指につけるためにグラブ、帽子、ベルト、ユニホームの一部や自身の体に触れた場合は検査を実施してもよい。

・粘着物質の所持や利用が判明した投手は即退場となり、10試合の出場停止処分を科せられる。ただし、同事象はビデオ検証の対象にはならない。

・投手以外の選手の粘着物質使用が判明した場合(例えば、捕手が投手へボールを返す前に粘着物質を付着させるなど)、当該野手とボールを使用した投手は退場、出場停止の処分を科せられる。

・捕手も定期的検査の対象となる。また、野手が投手の粘着物質使用に関与したとみなされた場合、審判は当該野手の検査を実施する。ただし、野手のグラブやユニホームに粘着物質が付着していても投手の補助ではないと判断された場合、退場にはならない。

・審判の検査を拒否した選手は規則違反とみなし、退場と出場停止の処分を科せられる。

・マウンドにあるロージンバッグはこれまでどおり、規則に従い、使用を認める。

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