大谷、事故渋滞で登板回避 急きょ電車移動で準備間に合わず 28日に仕切り直し登板

 「アスレチックス5-0エンゼルス」(27日、オークランド)

 エンゼルスの大谷翔平投手(26)が27日(日本時間28日)のアスレチックス戦で事故渋滞に巻き込まれて球場入りが遅れ、予定されていた登板を回避した。交通手段をチーム専用バスから電車に変更し、「2番・指名打者」で出場。3打数無安打1四球と快音はなく、チームも完封負けで今季最長の4連勝はならず。大谷は28日(同29日)に仕切り直しのマウンドに立つ。

 大谷の登板回避が発表されたのは開始1時間半前のことだ。すでにスタメンは公表され、投手に専念することが決まっていた試合。不穏な空気が漂う中、オンライン会見に応じたマドン監督は「彼が原因ではない。交通機関の問題だ」とケガではないことを説明した。

 指揮官によると、大谷は通訳の水原氏と捕手スズキと一緒にチーム専用バスで宿舎のあるサンフランシスコから東へ30キロの敵地オークランドへ向かう予定だったが、途中で大規模な事故渋滞が発生したため、急きょ電車移動に変更。しかし、登板準備に必要な2時間半を確保できないとの判断から登板日の変更を決めたという。

 同区間は交通量が多いことでも知られているが、事故渋滞による登板回避は異例だ。選手には万全の状態でプレーさせたいというマドン監督はじめ、首脳陣の思いが伝わる出来事だった。

 球場入りした大谷がフィールドに姿を見せたのは開始30分前というドタバタぶり。試合では第1打席で見逃し三振に倒れるなど、3戦ぶりの無安打。チームも右腕バシットに2安打完封され、連勝も止まった。

 28日は投手に専念する予定の大谷。前回19日のインディアンス戦では球速の低下に心配の声も上がったが、仕切り直しのマウンドで快投を披露する。

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