エンゼルス・大谷、3戦連続安打 驚異の追い上げも…13点差は遠く

 「エンゼルス11-14ドジャース」(8日、アナハイム)

 0-13の六回1死二塁だ。両軍の主力がベンチに下がった展開で、「2番・DH」のエンゼルス・大谷翔平投手(26)が意地を見せた。2番手右腕・サンタナの初球154キロ直球をファウルにした後、外角チェンジアップをバットの先で拾う。右へ寄るシフトで狭くなった一、二塁間を破る右前打。3戦連続安打で好機を広げ、後続の適時打で生還した。

 ただ、サイ・ヤング賞3回、通算180勝のエース・カーショーには三ゴロと空振り三振。昨年8月14日の初対決で3打席連続二ゴロに封じられた借りを返せなかった。試合は六、七回に計11点を奪い、3点差まで詰め寄った。13点差をひっくり返すメジャー史上最大の逆転劇はならなかったが、マドン監督は「選手の頑張りに非常に満足しているし、誇りに思う」と称えた。

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